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JR総持寺駅アートプロジェクト第17回展示
2026年3月29日ー2026年9月26日
Hannes Norberg
MITOS
しばしば絵画や写真は窓と例えられることがあります。単純に家の壁にある開口部から、窓の概念は拡張され、「イメージを切り取ること」「あちらとこちらの境界面」「別の何かを映し出すもの」「光や風がとおるところ」・・・などさまざまな喩えを生み出します。画家や写真家は、わずかながらもこの窓の持つ意味や文脈との関係を持たずにはいられません。写真や絵画は、画面において空間の消失と平坦化するものですが、一方でその画面の中に再び空間を取り戻そうとします。さらにその作品がいつどこに置かれるかによって鑑賞する者と間に空間を生み出すことにもなるのです。
17 回目を迎える SOUは、Hannes Norberg(ドイツ・デュッセルドルフ在住)と、、MITOS(愛知県在住)のふたりを紹介します。
Hannes Norbergの作品は、アトリエ内で様々な素材をもとにモデルや模型をつくり、風景的な状況を構築します。「『Black White Leaf』『Spoleto』『Tō-ji』は、さまざまな美術史の出版物の図版をもとに制作している。図版はデジタル化と編集を経て大判印刷されたものが作品のモチーフになる。アトリエの室内で自然光の中で配置して撮影され、最終的に写真作品となる。」と作家は語ります。
色と形と線を見つめ純粋な絵画表現の可能性を模索するMITOSは、作品について、「何の変哲もないまっすぐな線。そこには濃淡や掠れなど、根源的な絵画エレメントが内包されている。基底材の四隅に意識を傾けながら、規則的に線を描き連ねてゆくプロセスにおいて、作為のなかの無作為を捉えるのである。」と語り、制作において、「まずは呼吸を整え心を鎮める。描く動静における諸々の所作、それは経験よりも勘に頼るところが大きい。呼吸が乱れ、ひとたび心身のバランスが崩れると、たちまち出口のない迷路へと誘われる。なにを描くかよりどう描くか。」と言います。
Hannes Norberg(ハンネス・ノルバーグ)
1969年ヴォルムス生まれ、ドイツ・デュッセルドルフ在住
1992–1998 デュッセルドルフ美術アカデミーで美術を学ぶ
主な個展
2022 「まっすぐ部屋へ」 Palais für aktuelle Kunst(グリュックシュタット、ドイツ)
2016 「宇宙の無限性 / アルファベットの可能性」Pictura(ドルドレヒト、オランダ)
2010 ドライ ギャラリー(ケルン、ドイツ)
2007 ライオネル・ハスティンクス・ギャラリー(リエージュ、ベルギー)
主なグループ展
2021 「江原国際トリエンナーレ」(洪川、韓国)
2013 「エステンプ」(サンパウロ、ブラジル)
2009 「km 500/2 」クンストハレ マインツ(ドイツ)
2008 「Crossing Borders 」BKHFギャラリー(マイアミ、アメリカ)
2006 「ホテル クリスタル」オーレル シャイブラー ギャラリー(ケルン、ドイツ)
2002 「今日から今まで - デュッセルドルフの現代写真」クンストパラスト美術館(ドイツ、デュッセルドルフ)

Black White Leaf
アーカイバルピグメントプリント
760 x 900 mm
2024

Spoleto
アーカイバルピグメントプリント
710 × 740 ㎜
2019

Tō-ji
アーカイバルピグメントプリント
920 × 1150㎜
2022
MITOS(ミトス)
1985年 生まれ、愛知県在住
主な個展
2023 「歪曲」伊勢現代美術館(三重)
2022 「赤の間と花、線」MARGIN(東京)
2022 「清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ MITOS展 静寂のリズム」清須市はるひ美術館(愛知)
2018 「Live Drawing 2013 - 2018」MUNO(愛知)
2012 「僕の秘密基地」PI gallery(愛知)
主なグループ展
2026 「NCAP 96」名古屋市民ギャラリー栄(愛知)
2025 「3枚のRECORD展」TANERI Studio Gallery & Shop(愛知)、小出在所・常安寺(愛知)、SUNSHINE UNDERGROUND CURRENT(愛知)
2025 「第4回 枕崎国際芸術賞展」枕崎市文化資料センター南溟館(鹿児島)
2023 「天才の幽霊」アートラボあいち(愛知)
2022 「瀬戸現代美術展 2022」菱野団地各所(愛知)

色の線
キャンバスに油性ペン、油彩
530×455mm
2026

間、赤
キャンバスに油彩
455×530mm
2026

間、青
キャンバスに油彩
530×455mm
2026